• タイマン
  • シナリオ所持
  • 別に読んでも良い(未通過)

要素:冬の海×見知らぬ街×忘却(八重樫アキノ作)

浴底の海槽、或いは忘却。


「あなたが私を忘れても、私たちは覚えている」

■概要
シナリオ名:浴底の海槽、或いは忘却。(よくていのかいそう、あるいはぼうきゃく。)
舞台:現代日本想定
推奨技能:目星、図書館、回避
準推奨技能:オカルト、聞き耳
非推奨探索者:SAN値が50以下、低すぎるDEX
要素:冬の海×見知らぬ街×忘却
傾向:探索重視、都市伝説系ホラー
その他:KP側NPC(以下KPC)を使用したタイマンシナリオ。
PC同士は知り合い以上の関係(恋人、友人など)が望ましく、また同居関係である探索者とKPCは非推奨となる。
既知関係推奨。最低でも一度は同じシナリオにいったことがあることが望ましい。

■あらすじ
とある日、駅前を一緒に歩いていたあなたたちは入浴剤の試供品を手渡される。
何の変哲もない入浴剤だ。錠剤型の炭酸入浴剤らしい。
香りは「海の香り」。文字通りの意味ではないだろう。

帰宅していつも通りの夜のルーチンをこなしていたあなたは、ふと入浴剤に目を止める。
最近はひどく冷える。もう冬なのだから当然だ。
その入浴剤には体を温める効果があることをふと思い出したあなたは、風呂にそれを入れる。

さわやかな香りが浴室に立ち込める中で、少し濁った淡い青に湯が染め上げられる。
そしてあなたがそこに入ろうと足をいれた、瞬間。

底がなかった。
あなたはぶくぶくと落ちていく。
こんなに浴槽が深いはずはないのに、それでもあなたは落ちていく。口を開けば塩辛い水が流れ込んだ。
息が出来ない。濁った水を掻けば、誰かの手に自分の手が触れた、気がした。

そうして目を覚ましたのは冬の海上。
あなたの手を掴んでいたのはKPCだった。
彼と共に必死に泳ぎ、あなたたちは見知らぬ海沿いの街にたどり着く。 詳しく見る(販売ページ)