『Dream Box』
人間は夢を見る箱である。
そこに誰かがいる。
---
People In The Boxの楽曲をモチーフにした7話構成のショートショート・キャンペーンシナリオ。
---
■基本情報
●対応:クトゥルフ神話TRPG第6版
●人数:1人
●傾向:クローズド
●時間:計9~11時間程度(ボイスセッション)
第1話:1時間 第2話:1~2時間 第3話:1時間
第4話:1~2時間 第5話:1時間 第6話:2時間 第7話:2時間
●ロスト率:低
●戦闘:回避可能
●推奨技能・ステータス:<目星><聞き耳><図書館><医学>
●準推奨技能・ステータス:<ナビゲート><コンピューター><人類学>
●推奨SAN値:60程度~
■導入
水滴の音がしている。
探索者は目を覚ますと、見知らぬ浴槽の中にいた。
記憶は曖昧だ。
■推奨探索者
特に規定はない。
シナリオ開始時に処理を行うことで、ロスト探索者を使用して遊ぶことも可能。
離人傾向(世界や自分自身に現実感がない)があるとよりこのシナリオに向いているかもしれない。
それには以下の理由が考えられるだろう。
・元からの性質。
・継続探索を続けるうち怪異に対する慣れや諦めが生じている。
・何かのきっかけで自分がゲームキャラクターであると知っている。
■KPCについて
理性的かつ積極的に調査を行う、PC(プレイヤーキャラクター)のような言動をする人物が相応しいだろう。
シナリオはKPCのキャラクターシートがある想定で書かれているが、必須ではない。プリセットのキャラクターシートを使用するのもよいだろう。
以下にKPCに相応しいであろう人物の例を挙げる。
・探索者と親しい人物(家族・友人・恋人など)
・怪奇に詳しい人物(教授・学者・カルティストなど)
・事件を調査/解決する職業に就いている人物(刑事・探偵など)
■注意事項
・People In The Boxの楽曲をモチーフにしたシナリオだが、楽曲を知っていても知らなくても問題ない。しかし歌詞だけではなく音色やメロディーラインなど、全体的な雰囲気も踏まえて書かれたシナリオなので、該当楽曲を一度は聞いてみることをおすすめする。
・KP/PL共にサプリメント『マレウス・モンストロルム』、『ラヴクラフトの幻夢境』を所持し、セッション中参照できるようにしておくことを推奨する。
・NPCが「子供」に対して「死」や「苦痛」を与えていると思わせる描写を含む。(ただし、本シナリオに実際には「子供」は登場しない)
■どんな人向けか?
・KPCが必要なシナリオだが、タイマンシナリオがやりたい人向けというよりは、短いソロシナリオを連続でプレイしたい人向け。
・本シナリオにはっきりした正解はなく、「目的を提示される」のではなく「目的を探して彷徨う」スタンスになっている。このことをストレスに思わない人向け。
・本シナリオでは探索者が自分自身のことを「よく知る」機会があるため、設定の深掘りをしたい人にも向いている。(深掘りしなくてもよい)
---
◇モチーフ元楽曲
・People In The Box/『Ghost Apple』より
『月曜日 / 無菌室』
『火曜日 / 空室』
『水曜日 / 密室』
『木曜日 / 寝室』
『金曜日 / 集中治療室』
『土曜日 / 待合室』
『日曜日 / 浴室』
詳しく見る(販売ページ)